こんにちは!ゆい先生です。
今日は僕が先生を15年間やってきてこれは使える!と思った共感の言葉5選をお話したいと思います。
誰でも自分の気持ちに共感してもらえたら嬉しいですよね。
それは大人も子どもも同じです。
ママもパパも先生にもおすすめの共感の言葉は5選はこちら!
では詳しくお話していきますね!
共感の言葉が大事な理由
まずなぜ共感の言葉が大事なのかをお話します。
最初に共感してもらえたら誰でも嬉しいと書きましたが一番はそこに尽きます。
例えば…
あなたが仕事で失敗してしまった時にどちらの上司の話を聞こうと思いますか?
A「失敗したんだって?それはマズかったね。まぁ俺はそんな失敗したことないけどなー。」
B「失敗したんだって?大丈夫だよ!俺も昔同じような失敗したことあってさ…だからお前の気持ち分かるよ!」
絶対Bさんの話を聞きますよね。
誰でも自分の気持ちを分かってもらえると思う人の話を聞こうとするものです。
それは子どもだって同じ。
子どもも自分の気持ちを分かってくれてると感じれば自然と話を聞いてくれるようになるのです。
それでは次からお勧めの共感の言葉をお話します。
1・そんな日もある
これは今の時期よく使うのですが、子ども達が朝幼稚園に来て

いやーー!幼稚園行きたくないーーー!帰りたいーーー!!
と泣いている時に使います。


そっか。そうだよね。疲れてるのかな?そんな日もあるよね!
こんな感じ。
特に今の時期(新学期)はこれまで元気に来ていた子が急に泣き出したり、もう園に慣れているはずの子が登園を渋ったりする事があります。
この言葉にいいところはあなたが泣いているのはいつもではないと分かってるよと伝えられる事です。
そんな日もある=今日はたまたま みたいなニュアンスが感じられると思います。
そして、いつもは違うという事が伝わる事で、いつもあなたを見ているんだよというメッセージも一緒に伝わります。
2・そうだよね!(子どもが言っている言葉を繰り返す)よね!
これも園では子どもが泣いているときによく使いますが、パパ・ママに使ってもらいたいのは子どもが駄々をこねた時!

もう疲れた!抱っこして!抱っこして―――――!!
こんな事を言うお子さんに

ママは荷物が重くて抱っこ出来ないの!
そこで泣いてるなら置いていっちゃうからね!
なんて言葉をかけてませんか?
これを今回の共感の言葉に変えるとこうなります。

そうだよね!疲れたよねー。抱っこしてほしいよね。だけどママ荷物がいっぱいで抱っこしてあげられないんだ。後でしてあげるからもうちょっと頑張ってくれない?
こんな感じ。
この子どもが言っている事を繰り返す部分がこの言葉の大事な所です。
繰り返す事であなたの気持ちは分かってるよと伝えられるのです。
その上で今はそれが難しい事を伝えると普通に叱るより分かってくれる事が多いです。

3・分かる!あるよね~
この共感の言葉は子どもが失敗した時に使います。
僕が良くこの言葉を使う時は男の子のトイレが失敗したとき(笑)
男の子っておしっこが思ってもみない方向に行ってしまってズボンやパンツが濡れてしまう事があるんです。
これって女性の先生には絶対分からない事ですよね(笑)
そんなときに

分かる!そうゆう事あるんだよね~!
大丈夫大丈夫!パンツ変えようか!
こんな感じに使っています。
この言葉のいいところはその失敗はあなただけじゃないよと伝えられる事です。
子どもは何かにチャレンジして失敗すると

ヤバイ!怒られる!どうしよう!
とまず思います。でもこのままではどうしようもないので大人に恐る恐る失敗を伝えに来るのです。
その時に叱ってしまうと、「やっぱり怒られた!」と次に失敗したときは隠すようになります。
最悪の場合チャレンジを恐れるようになります。
それはあまり好ましくないですよね。
そんな時にこの共感の言葉を使えば子どもは失敗も認めてもらえると感じ、失敗を恐れなくなります。
大人からしたらいろんなことにチャレンジしてもらいたいと思うので、失敗を責める事はせずに共感の言葉で受け入れてあげる事が大事です。
4・難しいよね!でも…
この言葉は子どもが諦めかけている時に使います。
園で折り紙をやる事があるのですが、折り紙って実は結構難しいんです。
見せながら折っても子ども達は

わかんない!!
となる事が多く、泣いてしまう子もたまにいます。

そんな時に使うのが

そうだよね!難しいよね!
でも…これが出来たら可愛いお花が折れるから頑張って!
みたいな感じに使っています。
また、楽器を教える時なんかも

そうだよね~。難しいよね!
でも…これが出来たらめちゃめちゃカッコいいよ!多分お家の人が見たら感動して泣いちゃうかも!
こんな感じ。
この言葉の大事な部分は
子どもの気もちを受け止めつつ、この困難に打ち勝った時の明るい未来を示してあげる事です。
出来ない!難しい!というマイナスな言葉に対して大丈夫!頑張って!とプラスの言葉をかけても「パパ・ママはやってないから分からないんだよ!」と反発されてしまう事もあります。
まずは子どもの出来ない!を受け入れ、でもそれを頑張ったらこんないい事があるよ!と未来の希望を教えてあげる事で子どもは頑張る気力が湧いてくるはずです。
5・先生もそうだ(だった)よ!
この言葉は子どもが挑戦を恐れている時に使います。
例えば跳び箱を跳ぶのを怖がっている子がいたとします。

A君跳び箱怖いの?そっか…
先生もね。A君と同じくらいの頃そうだったんだ。
でもちょっとずつ頑張ったら跳べるようになったんだよ。だから少しずつ一緒に頑張ろうよ!
こんな感じに使います。
おうちでは嫌いな物を食べない子に使えます。


ママもね。○○位の頃苦手だったんだ。
だけどね。苦手な物でも小さくして他の物と一緒に食べたら食べられるようになったんだよ!
この言葉の大事な部分は子どもと信頼関係の出来ている大人の言葉だという事です。
大好きなパパ・ママ・先生と一緒?なら僕も頑張ったら出来るかも…
そんな風に思ってもらえる事がこの言葉のいいところです。
挑戦を恐れている子に無理やり挑戦させても絶対にいい結果に結びつきません。
逆に失敗すると「やっぱりダメだった」と余計に苦手意識を持ってしまいます。
大事なのは少しでも挑戦してみようと思ってもらう事。そして必ず達成出来るハードルを用意することです。
この時に苦手なピーマンを丸々一個とか出したら絶対食べられませんよね。
なのでホントに一かけら。小指の爪の先位の小さな物を好きな物に混ぜて食べさせてあげて下さい。
そして、食べられた!という成功体験をたくさん積んであげるのです。
その成功体験の積み重ねで子どもは次も頑張ってみよう!次はもっと大きいものを食べてみよう!
と自信をつけていくのです。
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回は僕が園でよく使う言葉を紹介しました。
ぜひ、先生やパパ・ママに使ってもらえたらと思います。
仕事で忙しかったり、疲れていたりするとなかなかこのような言葉をかけてあげる事が難しい時もあります。
しかし、このような言葉をかけてあげられると子どもは自信がついたり、挑戦する意欲が湧いたりするのです。
出来るだけ積極的に使っていきたいですよね。
そしてこの共感の言葉は子ども相手じゃなくてもパパがママにかけてあげたり、ママがパパにかけてあげる事も出来ると思います。
たまには、子どもだけでなくパートナーにも共感の言葉をかけてみませんか?
この記事が少しでもみなさんの力になれたら嬉しいです!


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