子どもが嘘をつく!4つのパターンと保育士の対応

子育ての悩み

こんにちは!ゆい先生です!

今日の悩みはこちら!

うちの子最近嘘をつくようになって…しかも平気ですぐバレるような嘘をつくんです。このまま嘘つきにならないか心配なんです。

お子さんが嘘をついていたら大丈夫かな?と心配になりますよね。

この質問の答えはこうです!

内容によりますが…5歳位までの嘘はあまり気にしなくて大丈夫です!

ではこれからその理由をお話していきます!

そもそも子どもは嘘をついているのか?

さて、まずパパ・ママに考えてほしいのは、お子さんがそもそも嘘をついているのか?という事です。

いやいや、嘘をついているから相談してるんじゃない!

と、思う方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!

僕が言っているのは「客観的に見た時の嘘をついているか」ではなく子どもが「自分の意志で嘘をついているのか」です!

具体的に言うと子どもは自分が言っている事を嘘だと思っていない事が多くあります!

子どもの脳はまだ未発達で色々な勘違い等が起きたりするのです。

だから大人にとっては嘘でも子どもにとっては嘘ではないのです。

そのような状態で頭ごなしに叱るとかえって逆効果になってしまいます。

では子どもがつく嘘のパターンを見ていきましょう!

子どもの嘘の種類

僕の経験上子どもの嘘の種類は大きく分けると4パターンに分けられます!

1・空想と現実がごっちゃパターン

2・時系列がごっちゃパターン

3・インパクトの強い事だけパターン

4・自分を守るためにとっさパターン

では順番に見ていきます!

1・空想と現実がごっちゃパターン

ママ!昨日私妖精を見たんだよ!お花の蜜を集めてたの!

このようなパターンです。

大人からすればまた変な嘘をついて…と思ってしまうかもしれませんが、これは子どもの脳がまだ未発達だからこそ起きる現実と空想の区別がつかない現象なのです。

空想話をする男の子

例えば先日みたテレビの内容や園で聞いた絵本のお話で妖精が出てきて、お子さんの中で「妖精ってかわいい!会えたらいいな…」という気持ちが芽生えたとします。

その気持ちと現実がごっちゃになって現実に妖精を見た!という話になってしますのです。

なので、嘘をついている意識もありません。

2・時系列がごっちゃパターン

僕昨日パパと遊園地に行ったんだ!遊園地で乗り物にたくさん乗ったの!

あれ?昨日は普通に園に来ていたけど…

みたいなパターン。この場合時系列がごっちゃになっている可能性があります。

来週遊園地に行って乗り物乗ろうねとパパと約束していることが子どもの話の中では昨日遊園地に行ったとなってしまっているのです。

子どもはまだ時系列の概念が分かっておらず今日、明日、昨日、など時間と言葉が一致してない事があります。

なので昨日の事を明日と言ったり来週の事を昨日と言ったりするのです。

これも本人には嘘をついているつもりはありません。ただ、来週を昨日と言い間違えているだけなのですから。

3・インパクトが強い事だけパターン

今日クラスのA君に叩かれたの!すごい痛かったの!僕は何もしてないのに!

お子さんからこう言われた時あなたならどうしますか?

僕たち、保育士や幼稚園の先生は必ず当事者両方に話を聞きます。

これはお互いの意見が食い違う事があるからです。

実際このような事はよくあります。

しかし、実際聞いてみると

【この叩かれた子がA君の使っていたおもちゃを取ったことに腹をたてたA君が叩いてしまった】

というような事がかなり多いです。

でもこの叩かれてしまった子も自分を守ろうとして嘘をついているわけではないんです。

子どもの脳はまだ記憶していられるキャパシティが少ない為、インパクトが強い事(この場合は自分が叩かれた事)しか覚えていないのです。

なので、その前に自分がおもちゃを取ってしまった事などは忘れてしまっています。

でも実際よくよく話を聞いていくとそのことを相手から言われたことでそのことを思い出したりするのです。

このパターンも本人に嘘をついているという意識はありません。

4・自分を守るためにとっさにパターン

例えばご飯前にお菓子を食べちゃダメと約束していたのにお子さんがお菓子を食べていた事が分かって問い詰めた場合に

あれ?ご飯前にお菓子食べちゃダメって約束したよね!?このお菓子のごみは何!?

ぼ…僕じゃないよ?弟の○○が食べたんじゃない?

あれ?そういえばこのお菓子ってカードついてなかった?何が当たったの?

あ、そうそう!この光ったカードが当たったんだよ!

この様なパターンです。

これは「怒られたくない」が為にとっさについた嘘です。

この場合かなり詰めが甘く、ごみがそのままになっていたり、ちょっと意地悪な質問をすると自白に近い事を言ってしまったりします。

このパターンは「怒られたくない」から嘘をついているのでバレて怒られてしまうと今度同じような事があった場合、もっと嘘をつくようになります。

この場合は、まず、「そうなんだね。」と子どもの答えに納得してあげてください。

そして、「怒らないから本当の事を言ってみて?」等と子どもの口から本当の事を聞き出していくことが望ましいです。

そして、お子さんが正直に話したらそのことを褒めてあげてください。

正直に話せば怒られない事が理解出来れば嘘をつくことが減っていきます。

そして、嘘はいずれバレるという事を理解させていくことが大事です。

見過ごせない嘘

さて、ここまで4つのパターンの嘘をお話してきましたがこの4パターンの嘘はそこまで心配する必要はありません。

この4パターンの嘘は子どもの脳の発達の影響が原因だったり、悪意がない事が分かるからです。

しかし、見過ごせない嘘もあります。

それは人を傷つけたり貶めたりする嘘です

この様な嘘をついたときはしっかり理由を説明して、言い聞かせる必要があります。

ただし、嘘をついた理由があるかもしれませんので一方的に叱るのではなく、まずはお子さんの話を聞いてあげてください。

その後、どのような理由があっても人を傷つける嘘はついてはいけない事をお話していきましょう。

最後に

さて、今回は嘘についてお話してきましたが、嘘と聞くと「悪い事」というイメージをもちませんか?

でも実は嘘をつくという事はかなり高度な事なんです。

お子さんが嘘をつける様になったという事はお子さんが成長した証でもあるんです。

ですので、嘘をついた=ダメという考えから少し離れてみるというのも一つの手だと僕は思います。

この記事がみなさまの子育ての手助けになったら嬉しいです!

ではまた!

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