こんにちは!ゆい先生です!
今日のお悩みはこちら!
最近うちの子出来るのに「出来ない!」とか「やって!」とか言って甘えてくるんですけど…どうしたらいいんでしょう…
お子さんの甘えについてのお悩みです。
例えばお子さんが自分で着替えられるのに「着替えさせて!」と言ったり、ご飯が食べられるのに「食べさせて!」と言ったりする事ありますよね。
こちらに対しての僕の答えは
どんどんやってあげてください!
です。
そんな事を言うと
やってあげたら癖になって何も自分でやらなくなるんじゃないの?
と思う方もいると思います。僕もちょっと前までそう思ってました。
でも、違うんです。
詳しくお話していきます!
なぜ自分で出来る事をやらないのか
まずお子さんがなぜ「やって!」と言っているのかを考えてみましょう。
まず、前者の場合はしっかりと「自分で出来るでしょ。」とお話してやれることは自分でやらせるべきです。
めんどうだからと人にやってもらう癖をつける事はもちろん良くありません。
しかし、問題なのは後者の場合。
多くの甘えはこちらの事が多いと思います。
特に下の子が産まれたばかりの子や不安な事がある時はこの甘えが顕著に出やすいと思います。
子どもは、パパ・ママに甘えてその甘えを受け入れてもらえる事で自分が愛されているのかを確かめているのです。
その場合、「自分で出来るでしょ!」と言って拒否してしまうとお子さんは自分が愛されているのかを確かめる事が出来ず、もっと大げさに甘えてきます。
それは大きな声で泣いたり、ハイハイをしたりして赤ちゃん返りしたり、ありとあらゆる方法で親からの愛情を確認しようとしてくるのです。
そもそも子どもは「自分でやりたい」生き物
よくお子さんから「自分で!」という言葉を聞きませんか?
子どもというのはそもそもやれる事も、やれない事も「自分でやりたい」生き物なのです。
ボタンが出来なくても、上手に物が運べなくても「自分で!」とお子さんは言いますよね。
ですが、その子どもが出来る事を「やって」と言ってきているのですから親としては何かしらを感じ取らなくてはと思いますよね。
親の愛は安全基地
よく親子関係は「基地」に例えられます。
子どもは赤ちゃんの頃はパパ・ママという基地の中にいてずっとその基地の中で過ごしています。
そこで、無償の愛をたくさん注いでもらい「僕は愛されている」「私はパパ・ママに必要とされている」と愛情を確認します。
そして、成長いていくにつれ、その基地から少しずつ出ていきます。
それは自分が愛されている事が実感出来て、安全な基地が存在しているから冒険に出る事が出来るのです。
そして、不安な事があったり、疲れたりするとその基地に戻ってきて、再度愛情を確認し、次はもっと遠くへ冒険するのです。
今回の場合、冒険に出て不安になったので基地に戻ろうとしたら急に「自分でやりなさい!」と入口をふさがれてしまった状態になっています。
お子さんからしたら安全な基地に入れなくなってしまったのですからどうにかして入ろうとしますよね。
甘えを許したら癖になって自立心が育たない?
しかし、前述したように
甘やかすとなんでも人に頼るようになって自立心が育たないんじゃない?
と思う方もいますよね。
ですがこれ、全くの反対なんです。
むしろ、しっかり甘えさせてあげた方が自立心が育つのです。
それは先ほど話した基地の話になるのですが、しっかり愛情を確認できたお子さんはつぎはもっと遠くまで冒険に行こうとします。
そして、また疲れて帰ってきたら愛情を確認して、次は前回よりももっと遠くまで!と自分が出来る事を増やしていくのです。
逆にしっかり甘えさせてあげないと不安が大きくあるので、挑戦する勇気が出ません。
安全基地がないと遠くまで冒険に行くことは難しいですよね。
じゃあ子どものためになんでもやってあげればいいのね!
と思った方。ちょっと待ってください!
甘えさせてあげるのと甘やかすのは似て非なるものです!
「甘えさせる」と「甘やかす」
これまでの記事を読んだ方は先ほどのママの様に「子どもの為になんでもやってあげたほうがいいのね!」と思った方もいたかもしれません。
しかし、「甘えさせてあげる事」と「甘やかす事」というのは違います。
甘えさせてあげる事→愛情を伝える事
甘やかすこと→過保護になる事
と言い換えればわかりやすいでしょうか。
基本的には子どもが「やって欲しい」と伝えてきたことはめんどくさいからのような理由でなければやってあげていいと思います。
これはお子さんに「愛情を伝える」甘えさせてあげる事になります。
そして、甘やかすことはどんな事かというと
お子さんが頼んでもいないのにやってあげる事です。
例えば、お子さんが何も言ってないのに着替えさせてあげる
ご飯を食べさせてあげる
靴を履かせてあげる
お子さんの頼みがないのにこれらをパパ・ママがやってあげる事は甘やかしている事になります。
これは多くのパパ・ママが心配している自立心が育たない原因になると思います。
必殺の一言
お子さんに甘えられたときにそのお願いに応えてあげる必要性は分かってもらえたかと思います。
しかし、その時に付け加えて欲しい必殺の一言があります。
それは
「大好き」や「大事」という言葉です。
例えばいつもは自分で靴を履くA君が
ママー!靴履かせてー!
と言ってきたら
いいよ!ママA君の事大好きだから靴履かせてあげる!
こんな感じです
この言葉が入る事でお子さんはダイレクトに「僕は愛されてる!」と感じる事が出来ます。
子どもはニュアンスや空気を読んで感じる事が難しい(出来ない)のでストレートに分かりやすく
パパは、ママは「あなたが大好きだよ。」「あなたが大事だよ。」と伝えてあげる事が必要です。
僕も園で子どもに「服を着させて!」と甘えられたときに
いいよー!先生は○○君の事大好きだからやってあげちゃう!
といって手伝ってあげたら次からは自分で全部やっていました。
これまでの経験上ほとんどの子が数回甘えてきたらその後は自分でやり始めてます。
最後に
いかがでしたか?
お子さんが今度お子さんが甘えてきた時に対応が変えられそうですか?
子ども達は大人が思ってもみない所で不安を感じていたりするものです。
子ども達の一番の安全基地はパパとママです。
お子さんがどんどん遠くまで冒険へ出かけられるように、愛情をたっぷり注いであげたいですね!
この記事で、少しでもパパ・ママたちの不安が減ったら嬉しいです!
良かったらコメントなどで感想教えてくださいね!
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